
出店のお知らせ
京香抄では、和紙、墨、檜を
用いた手しごとの作品を通して、
日本の美意識や季節の彩りを
表現しています。
織〼 ORIMASS
「織〼(おります)」は、私たちの原点ともいえる象徴的な作品です。枡の中に三つの和紙細工を配し、右上に設けた余白によって“空白の美”を映し出した作品です。
名前には、日本の折り紙と枡を組み合わせた「折り枡」、そっと寄り添う「居ります」、多くの独創性と個性を込めた作品「ORIGINAL+MASS=ORIMASS」という意味を重ねました。
和紙と枡が織りなす小さな空間は、遊び心と静謐さが共存する美の世界。折り目一つひとつに、創意と個性が息づき、見る人の心にそっと寄り添います。
縁-えにし ENISHI
織〼に収められるキューブ型の和紙細工「えにし」。ひとつとして同じものはなく、自分だけの1点を見つける楽しみを追求した作品です。「えにし」とは人との出会いや繋がり、結びつきを表す言葉です。その思いを5つのモチーフに込めました。
結 YUI
固く結ばれほどけない水引「あわじ結び」のように、人と人、心と心、喜びや良い縁を結ぶ願いを込めています。
桜 SAKURA
日本の春の訪れとともに咲き誇る桜は、儚さと華やかさの象徴です。移ろいゆく美しい瞬間を愛でる日本の感性を表現しています。
鶴 TSURU
長寿や健康、平和への祈りを象徴する折り鶴。空高く舞う折り鶴に祈りと希望を込めています。
富士 FUJI
日本の象徴、富士山の雄大な姿に末永い繁栄と吉兆の願いを込めています。
稚児 CHIGO
いぬやねこを思わせる愛らしい姿に、家族や大切な人との温もりと絆を込めています。
珠 TAMA
最上級品「織〼-京極」にのみ収められる幾重もの和紙を折り合わせた複雑で幽玄な輝きを放つ「珠」。珠という字は真珠や宝玉の意味を持ち、希少性や価値の高さを象徴しています。球体の形に円満や調和、クリスタルガラスの輝きに心願成就の思いを込めた作品です。
縁-ゆかり YUKARI
和紙細工の小箱に和菓子の形をしたアロマストーンを収めた作品。美味しそうと感じる瞬間の喜びをいつまでも感じてほしい、そんな思いを込めています。思わず手に取り、口に運びたくなるほど愛らしい姿になるようこだわりをもって仕立てた作品です。
いろは IROHA
友禅和紙で表装された巻物を墨で彩った書作品です。店舗では日本酒のいろはを記し、伝統的な書芸と日本酒文化を融合させた視覚と知識の両方で楽しめる一品に仕上げています。普段あまり手にとることのない巻物を、もっと身近に感じてほしい――そんな思いを込めて仕立てました。お店のインテリアやお酒好きの方へのユニークな贈り物としても使っていただけるよう一点ずつ表情を変えてお作りしています。
色紙 SHIKISHI
ミニサイズの色紙に、「和」「寿」「感謝」「夢」「縁」など、日本の心を表す文字や、お客様ご希望の文字を墨で記す書芸作品です。店舗では、その場で日付をお入れし、旅の思い出として手に取っていただける作品です。一枚一枚、筆遣いの微妙なニュアンスと和紙の質感が生み出す表情は、同じものが二つとなく、お客様から伺った思いをもとに書き上げた文字は、まさに一期一会の特別な体験となります。
よひのあかり YOI NO AKARI
「よひのあかり」 は、宵のひとときに寄り添うために生まれたキャンドル作品です。あえて香りを添えることなく、ほのおそのものの美しさと檜枡の清らかな風合いを生かし、光を嗜む贅沢をかたちにしました。「宵にともる灯り」「良き日を彩る灯り」「酔いと愉しむ灯り」という意味を込めています。
「よひのあかり」は時間を美的に捉える日本の感性と、灯りの持つ色彩を融合した作品です。宵の始まりから宴の華やぎへ、そして夜更けの静寂へと流れる時間の移ろいを表現しています。
雫 SHIZUKU −宵の始まり
暮れゆく空に零れるひとしずくのように、清らかで落ち着いた光。昼と夜のはざまに息づく美を清酒に模して表現しました。
煌 KIRAMEKI −宴の華やぎ
宵のまんなか、賑わいと喜びがきらめく時間を映し出した華やかな光。集う人々の喜びや幸せを祝う瞬間を祝酒に模して表現しました。
霞 KASUMI −夜更けの静寂
夜を包む霞のような白く柔らかな光。静寂と余白を感じながら、一日の終わりに心を休める時間を濁り酒に模して表現しました。